NEDO Challenge

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NEWS

ニュース

2024年9月18日
本懸賞金事業が宙畑(SORABATAKE)にて紹介されました
2024年8月7日
賞金に関する注記を追加いたしました
2024年7月23日
審査委員特別賞の内容と賞金額を更新いたしました
2024年7月1日
組織変更等に伴い、主催者の組織記載が変更されました
2024年6月28日
ネットワーキングイベント7/17(水)を掲載
2024年6月21日
協賛企業、協賛によるコンテストの記載を更新しました
2024年6月7日
1次審査結果のHP公開となりました
2024年5月22日
1次審査結果のHP公開6月17日予定が6月7日に変更となりました
2024年4月30日
正午を持ちまして応募受付を締め切りました
2024年4月26日
正午を持ちまして応募に関する質問受付を終了しました
2024年4月22日
1次審査通過者キックオフミーティングの日程を掲載
2024年4月10日
応募説明会4月3日(水)の録画動画を掲載FAQsを更新
2024年3月28日
応募説明会4月3日(水)の案内を更新 [ Application Process に記載追加 ]
2024年3月18日
応募受付開始
2024年3月4日
コンテストサイトオープン

MESSAGE

メッセージ

山崎直子氏写真

山崎直子氏

宇宙飛行士

 宇宙から見る地球は、まるで生きているかのようでした。昼間は、青い海と白い雲などの大自然の力強さが際立ちますが、日の出と日の入りの瞬間は、空気の層が虹色に照らされ、その薄さに驚きました。地球が儚くも感じられました。人類は、地球の豊かな自然に育まれながら、ここまで技術や文明を発達させて来ましたが、これからは、母なる地球に甘えるのではなく、守る側にならないといけないのでしょう。

 人類の活動は、地球環境に影響を与えるまでになっていますが、同時に、人工衛星のデータを活用することにより、地球をよりよく把握することが出来るようにもなっています。人工衛星に搭載されるカメラやセンサーは、まるで地球の「目」や「耳」の役割を担っているかのようです。そして、世界中のデータをインターネットで繋ぐことで、地球の「神経網」を構築しているようにも感じます。こうした技術と文明を使い、地球と共に進化していくことが出来るはずです。

 気候変動や環境問題を中心とした複雑に絡み合う社会課題に立ち向かうためには、分野の垣根を越え、さらには宇宙と地球の垣根を越え、試行錯誤を繰り返すことが大切です。すぐに解決出来ることばかりではないでしょうが、知見を束ね、私たちにできるアクションを1つずつ積み重ねていくしかありません。その過程で、大きな産業のチャンスも生まれてくるでしょう。本NEDO Challengeを通じて、多くのチャレンジが生まれ、環境やエネルギーの課題解決が加速していくことを期待しております。

ABOUT

事業について

カーボンニュートラル実現に向け、グリーン分野に係る研究開発が世界中で積極的に進められています。日本は、「2050年までにGHGの排出を実質ゼロにする」ことを宣言しました。我が国は2050年カーボンニュートラル実現にむけてグリーン成長戦略(令和3年6月18日策定)を策定し、再生可能エネルギーの有効利用、モーター駆動の車を主流にしていくこと、植樹や森林の管理や維持により二酸化炭素吸収量を増やすことなどを掲げています。

 一方、経済産業省、NEDOは、衛星を活用した様々な社会課題の解決に資するソリューション開発に取り組んでいます。本取組においては、2019年に経済産業省が立ち上げたクラウド環境上で誰でも衛星データを利用できるオープンプラットフォーム「Tellus(テルース)」を展開しています。

 本事業は、グリーン分野に係る課題の解決を、衛星データ等を活用することで、より効果的に実現する技術を収集・分析し、将来の共同研究等に繋がる技術シーズを発掘するものです。本事業においては、より多くの革新的・独創的なアイデア・提案を収集する目的で、懸賞金型コンテストを実施します。

THEME

テーマ

本事業において募集するテーマは、以下のとおりです。
(全3テーマ)

テーマ1
カーボンクレジット基盤構築(グリーン・ブルーカーボン等)
テーマ2
エネルギーマネジメント基盤構築(風力・太陽光等)
テーマ3
気候変動・環境レジリエンス基盤構築(火災・水害・生物多様性等)

※各テーマの詳細は応募要項をご参照ください。

Dev
PLATFORM

開発環境と提供データ

本事業では、1次審査を通過した応募者に対して以下の開発環境を提供する予定ですが、本開発環境の利用は必須ではありません。また、クラウドGPUの提供については、ご要望に応じて事務局が検討します。

開発環境
  • さくらのクラウド4コア8GBSSD100GB (2台)
  • Tellus Satellite Data Master with QGIS (8GB)

    ※Tellus Satellite Data Master with QGIS (8GB)の環境は以下の通りです。

    ・CPU 仮想 6Core メモリ 8GB SSD500GB

ご参考として、テーマに関連するデータを例示します。一部地上データは、提供元へ利用可否の問合わせが必要です。また、下記例にないデータを持ち込むことも可能です(持ち込むデータの性質や内容を事務局が事前に確認することがあります)。有償データは、ご要望に応じて事務局が購入することも検討します。

地上データ例

テーマ1. カーボンクレジット基盤構築

森林生態系多様性基礎調査
森林・樹木に関するサンプリングデータ
森林資源現況調査
樹種ごとの面積等の集計データ

テーマ2. エネルギーマネジメント基盤構築

ひまわり日射量データベース
気象衛星ひまわり8・9号の衛星画像を用いた、任意地点の日射量推定データ
NEDO日射量データベース
日本全土で実測・推測された日射量データ
NeoWins
シミュレーションから得られた海上風況データ
局所的風況予測モデル
気象予測モデルより推測された陸域風況データ
地熱情報データベース
地熱調査研究で整備されてきたデータ
再生可能エネルギーポテンシャルマップ
再エネ発電の導入実績・導入ポテンシャルをまとめたデータ
自治体別集計マップ
市町村ごとに年間電力使用量・熱需要量を合計したデータ
温室効果ガス排出量の現況推計に活用可能なツール類
全市区町村の部門別CO2排出量の現況推計値データ等

テーマ3. 気候変動・環境レジリエンス基盤構築

国土地理院 災害関連情報
航空写真から読み取った浸水域や土砂災害崩壊箇所のデータ
Global Forest Watch - Tree cover loss due to fire
Landsat画像から推定された、全球の森林火災推定データ
ナウファス
過去分含めた波浪データ
自然環境調査Web-GIS
植生、動物生息域等のデータ

衛星データの例

(1) Tellus上にあるデータ(自身の環境でもダウンロード可能な衛星データ)

【サンプルデータ】GOSAT/L3全球CO₂カラム平均濃度(SWIR)
全球の二酸化炭素濃度を算出したデータ
ASTER GDEM ver.3
水平解像度30m相当、高さ精度約12m(日本域)の標高データ
AVNIR-2_1B1
「だいち(ALOS)」に搭載されたAVNIR-2という光学センサで観測したデータ
AW3D30
「だいち(ALOS)」に搭載されたPRISMというセンサのデータを基に作成された数値標高モデルのデータ
GCOM-C/CHLA 8日平均(高次プロダクト)
「しきさい(GCOM-C)」に搭載のSGLIというセンサで観測した情報からクロロフィルa濃度(物理量)を算出し、8日間分の情報を統計処理した全球のデータ
GCOM-C/CHLA 準リアルタイム(高次プロダクト)
「しきさい(GCOM-C)」に搭載のSGLIというセンサで観測した情報から、クロロフィルa濃度(物理量)を算出したデータ
GCOM-C/SST 8日平均 (高次プロダクト)
「しきさい(GCOM-C)」に搭載のSGLIというセンサで観測した情報から海面水温(物理量)を算出し、8日間分の情報を統計処理した全球のデータ
GCOM-C/SST 準リアルタイム(高次プロダクト)
「しきさい(GCOM-C)」に搭載のSGLIというセンサで観測した情報から、海面水温(物理量)を算出したデータ
GCOM-C/TSM 8日平均(高次プロダクト)
「しきさい(GCOM-C)」に搭載のSGLIというセンサで観測した情報から懸濁物質濃度(物理量)を算出し、8日間分の情報を統計処理した全球のデータ
GCOM-C/TSM 準リアルタイム(高次プロダクト)
「しきさい(GCOM-C)」に搭載のSGLIというセンサで観測した情報から、懸濁物質濃度(物理量)を算出したデータ
*HISUI
国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に搭載された、宇宙実証用のハイパースペクトルセンサ「HISUI」のデータ
*HISUIについてはご相談ください。
PALSAR_L1.1
「だいち(ALOS)」に搭載されたPALSARというLbandの合成開口レーダ(SAR)で観測したデータ
PALSAR_L2.2
「だいち(ALOS)」に搭載されたPALSARというLbandの合成開口レーダ(SAR)で観測したデータ

(2) その他、衛星データ等の入手先(Tellusの開発/解析環境でのみダウンロード可能な衛星データ)

ASNARO-1_L1B
高分解能の光学衛星「ASNARO-1」のデータ
ASNARO-2_L1.1
「ASNARO-2」で観測した合成開口レーダー(SAR)データ
ASNARO-2_L1.5
「ASNARO-2」で観測した合成開口レーダー(SAR)データ
ASNARO-2_L2.1
「ASNARO-2」で観測した合成開口レーダー(SAR)データ
CE-SAT-IIB
超小型衛星「CE-SAT-IIB」で、2021年1月~2022年5月に東京都23区を中心に撮影した夜間データ
GRUS_L3A
Axelspace の地球観測衛星コンステレーションを構成する次世代リモートセンシング超小型衛星GRUSのデータ
PALSAR-2_L1.1
「だいち2号(ALOS-2)」に搭載されたPALSAR-2というLbandの合成開口レーダ(SAR)で観測したデータ
PALSAR-2_L2.1
「だいち2号(ALOS-2)」に搭載されたPALSAR-2というLbandの合成開口レーダ(SAR)で観測したデータ
SLATS_1B
「つばめ(SLATS)」に搭載のSHIROPという光学センサ(パンクロマティック)で観測したデータ
光学マルチバンド(0.8m/3.2m)データ
光学マルチバンド(0.8m/3.2m)データ相当性能のリサンプリングデータ

協力企業からの提供可能データ

seibu

西武グループでは、日本全国に約6,000ha超の社有林を有しているほか、多種多様な緑地の管理運営をおこなっており、それらに付随するデータのご提供が可能です。

【課題等】
社有林の特性に応じた新規事業の検討
土砂崩れや水害等のリスクエリアの可視化(社有林、管理緑地等)
自然資本の把握によるネイチャーポジティブへの貢献(社有林、管理緑地等)
管理緑地等におけるナラ枯れやマツ枯れ被害域の可視化

 

※データ提供や詳細情報を希望する場合は、事務局へご連絡ください。内容によっては、ご希望に添えないこともございます。

 

 

協力企業が抱える課題

ojiholdings

王子ホールディングス株式会社は、創立150周年を迎えた、紙・パルプ・パッケージング事業をメインとした会社です。
「木を使うものは木を植える義務がある」という考えのもと、長年にわたって森づくりに取り組み、現在は国内外に約60万haの森林を保有しております。
木材生産のみならず、生物多様性や水源涵養、森林空間の利用など、様々な視点で森林から新たな価値を創出する取り組みにも力を入れております。

【課題等】
新しい技術を活用して、社有林の生物多様性の価値の定量化、経済指標化に取り組みたいと考えています。

 

※上記課題に関して、協力企業とのディスカッションを希望する場合は、事務局へご連絡ください。内容によっては、ご希望に添えないこともございます。

 


協力企業募集中

※衛星データ活用×環境問題の解決推進に、ご協力、データをご提供頂ける企業の皆様へ、興味ございましたらぜひ事務局までご連絡ください。

ENTRY&
SCHEDULE

応募概要とスケジュール

応募提案は、書類選考による1次審査、プレゼンテーション(ピッチ)方式による2次審査を行います。

318日〜430

応募(ウェブ)

5月下旬

1次審査(書類)

6月〜12

メンタリング

123

2次審査(プレゼン)
受賞者決定

Application
Process

応募方法

応募方法

  • 応募期間:本年度は受付終了しました。

 

応募要項

  • 応募要項はこちらをご確認ください。(PDF)

注意事項

  • 明らかに事業化を目指す意思がないと考えられるアイデアの応募は選考対象外となります。
  • 新規開発だけでなく、既存システムの機能性向上等を目指すもの、あるいは、既存システムを組み合わせ新たな付加価値を創出しうるものも対象とします。
  • スタートアップ等については、機関投資家等から資金調達を行っている場合であっても応募が可能です。
  • 「国の競争的研究費(内閣府の「競争的研究費制度」に該当するもの)」のみで創出された成果については応募はできません。
  • 事業管理上、NEDOの必要とする措置を適切に遂行できる必要があります。
  • 企画運営事業者と利害関係にある場合は、応募することができません。
  • 「補助金交付等停止措置」に該当中の研究者や機関は応募できません。
  • 反社会的勢力である者、反社会的勢力との間に過去・現在又は直接・間接を問わず、取引、金銭の支払い、便宜の供与その他一切の関係又は交流がある者、また、反社会的勢力に属する者又は反社会的勢力との交流を持っている者が役員に選任され、従業員として雇用され又は経営に関与している事実がある者は、応募することができません。
  • 上記に関わらず、当事務局が不適切と認めた場合や本事業に関する要件等に違反または不正があった場合には、事務局の判断により応募資格取り消しまたは審査結果の全部または一部について取り消しを行うことがあります。

Web申込受付フォーム

ご応募頂きありがとうございました。4月30日正午を持ちまして締め切りとさせて頂きました。

JUDGING

審査

1次審査を通過した応募者に対しては、開発環境の提供および専門家(メンター)によるメンタリングを受ける機会を提供します。2次審査では、一般公開の場でのプレゼンテーション(ピッチ)方式による審査を行い、受賞者を選定します。

審査基準については応募要項をご参照ください。

1次審査、2次審査の審査結果については、
NEDOホームページ及び当サイトにて公表し、また全ての応募者へ電子メールにて通知します。
なお、審査結果に関するお問い合わせには一切応じかねますので、あらかじめご了承下さい。

1次審査の結果公表

202464日(HP公開:6月7日)

 

2次審査の結果公表

2025123日(最終選考会にて)

※当サイトでの公表は翌日以降を予定

 

■1次審査結果

テーマ1:カーボンクレジット基盤構築 1次審査通過者【敬称略・受付番号順】

提案名称 代表法人名/代表者名
人工衛星データと転移学習を用いた広域ブルーカーボンポテンシャルの推定サービス 株式会社ME-Lab Japan
NbSプロジェクトの非永続性スコアを定量的に評価するための技術開発 株式会社sustainacraft
広範囲・高頻度・等品質の藻場分布把握を可能とする藻場抽出技術の開発 日本工営株式会社
Sx (Soba transformation) 富士通株式会社
水田モニタ衛星PF(プラットフォーム):半導体産業地域での潅水 事業支援と環境インパクトの緩和対策のトレード・オン実現 三菱電機株式会社
森林由来のカーボンクレジットにおける創出プロセスの簡易化と透明性向上をワンストップで促進するプロダクト開発 Green Carbon株式会社

 

テーマ2:エネルギーマネジメント基盤構築 1次審査通過者【敬称略・受付番号順】

提案名称 代表法人名/代表者名
波高マップ 富士通株式会社
衛星データ活用によるマイクロ水力発電適地探索の大幅効率化 Space Tech Accelerator 株式会社
SAR 衛星画像を用いた洋上風況観測 株式会社風力エネルギー研究所
地域型再エネ100%未来を実現するデジタルツイン開発 金城 尚吾
宇宙太陽光発電衛星の受電システム適地選定と意思決定支援システム開発 安福 亮
「降雪・積雪・融雪量」のリアルタイム解析プラットフォーム構築~高精度、高時間、高空間分解能で日本から世界へ~ 玉川 勝徳

 

テーマ3:気候変動・環境レジリエンス基盤構築 1次審査通過者【敬称略・受付番号順】

提案名称 代表法人名/代表者名
山地災害の被災状況をデジタルツイン化するアルゴリズムの開発 国立研究開発法人防災科学技術研究所
(衛星+行政+登記データ)×AIによる災害の早期復旧計画の策定支援 株式会社Penetrator
環境 DNAデータと衛星データの融合による森林生態系ポテンシャルの オープン地図化 サンリット・シードリングス株式会社
衛星画像解析と AI を用いた河岸侵食予測モデルの開発 パシフィックコンサルタンツ株式会社
森林における災害インシデントのモニタリング・予測システムの開発 株式会社Gaia Vision
AI支援による衛星画像解析に基づく鉱物資源サプライチェーンリスク可視化プラットフォームの構築 松八重 一代

 

PRIZES

賞金

  • 1位
  • 2位
  • 3位
  • 審査委員特別賞

    ・総合評価では1位~3位に及ばないが、衛星データの活用により、将来的に課題解決への貢献が特に見込まれると審査委員が認めたものに対し、賞金を授与します。

    ・3テーマ全てで選出された場合の賞金額は各60万円となります。

 

● いずれの賞についても、審査の結果該当なしとなる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

● 受賞者には「懸賞金額」と「成果物の創出に要したコスト」の低い額を支払います。

※詳しくは応募要項をご確認ください。

FAQs

よくあるご質問

応募について

提案書について

応募書類について

メンバーについて

懸賞金について

知的財産権等について

データについて

開発環境について

2次審査について

各種イベントについて

メンタリングについて

その他

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